窒息死寸前?!
先日、元職場の同僚Sくん(看護師、27歳)の怖い体験を聴いた。
決して人事ではない話しなので、ここで紹介させて貰う事にする。。
去年の夏の事。
S君は、友人5人と夏祭りに出掛けた。
そして、コンビニでアイスを買って、歩きながら、そのアイスを食べていた。
と、そこまでは普通の話し。。
その後、S君に襲い掛かった悪夢。。
そのアイスと言うのが、大きいビー球の位の大きさの丸い一口アイス。
お喋りしながら食べていると、
うっ
なんと、のどに詰まらせてしまったのだ
慌てて、友人に
チョークサイン
(両手で自分の首を絞めるようなマネをして、窒息を周りの人に知らせる世界共通のサイン)
を出したのもも、
友人らは医療従事者ではなかったため、全く理解して貰えず、
逆に、ふざけていると思われ、相手にされなかった
そこでS君は、パニック寸前の気持ちを必死に抑え、
冷静に考えた。。。
アイスだから、溶けるのを待てばいい。。
そう思ったが、息苦しさは増すばかり。。
やはり、このままでは、ホントに窒息死してしまう、どうにかしなければ、ヤバイ
そこで、とっさに取った行動が
前かがみにになり、自分の胸をコブシで何度も強打
すると、
取れた~
見事、無事にのどに詰まっていたアイスが出てきたのだ
S君は、その場に崩れ落ち、
良かった~と大泣き
その場に居た友人達は、何が何だか分からず。。
落ち着いてから、経緯を説明。。
「アイスで、危うく命を落とすとこだった、ホントに怖かった」
とS君。
その話しで思い出したが、
うちの11歳の息子が2歳位の頃
後に問題になった「こんにゃくゼリー」をのどに詰まらせた事があった。
そう、一口で一気に吸ってしまったのだ
その時は、とっさに、息子のお腹を押さえるようにしながら、後ろ向きに抱え、
必死で背中を叩いたら、
ゼリーが丸ごと出て来たので、大事には至らなかった
その後、こういった事故が多発したため、こんにゃくゼリーの製造元の会社は、
その商品の大きさや形を変えたり、食べ方・与え方などの警告表示をつけたり、
生産を一時中止するなど、事故の再発防止に努めた。
その甲斐あって、事故は激減したようだ。
話しが、S君の話しから、だいぶ逸れてしまったが、
のどに物が詰まった時の救命処置には、
反応がある場合とない場合があり、
ある場合は、「腹部突き上げ法」と「背部叩打法」があり、
ない場合は、心肺蘇生を開始しなければいけない等、奥が深い。
処置が遅れると、取り返しのつかない事態になりかねないのだ。
そこで、赤十字や消防署主催の
「救急法講習会」
にて、その方法を学ぶ事が出来るようになっている。
また、それに参加出来なくとも、今や、
救命蘇生法サイト
などで、簡単に検索して、学ぶ事が出来るので、
ぜひ一度は、学んで頂き、万が一のために備えて頂きたいと願う
ちなみに、S君がのどに詰まらせたと言うアイスの商品名は「アイスの〇」である。。
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