今日は、男性向けのお話です。
「前立腺がん」最近、良く耳にするがんの一つです。
天皇陛下や間寛平ちゃんも、前立腺がんと診断され手術を受けた事は有名な話しです。
欧米では、もっとも罹患率が高いがんで、ここ日本でも、急増しているがんです。
ところで、
「前立腺」とは、どこにあり、どんな働きをするのか ご存知ですか?
たまたま、昨日、主人に聴いてみたところ、意外に全く知らなかったので、
ここで お伝えさせて頂く事にしました。
「
前立腺」とは、
男性の膀胱の下にあり、尿道を取り囲むように存在するクルミ大の臓器です。
精液の一部である前立腺液と言うものを作り、精子の運動機能を助ける働きをしています。
前立腺は、男性ホルモンによって、大きくなるため、中高年になると
尿道が圧迫され、おしっこの勢いが悪くなる「
前立腺肥大症」を発症する場合もあります。
「
前立腺がん」とは
前立腺に出来るがんです。
多くは尿道から離れた前立腺の表面部分に出来ます。
前立腺がんの発生に強く関わるものは、加齢、食事(動物性脂肪)と遺伝ですが、
原因は、未だ明確ではないようです。
初期症状は、殆ど無いとされています。
次第に、前立腺が大きくなり、尿道を圧迫するようになり、膀胱からの尿の流出を妨げます。
この段階で、多くの人は頻尿になりますが、尿が出にくくなったり、
時々痛みを伴うこともあります。
尿や精液に血液や膿が混じったり射精時に痛みを伴うこともあります。
また、前立腺がんがリンパ節や骨などの臓器に広がると骨や関節、
特に背中や腰に痛みを伴うことが多くなります。
では
「
前立腺がん検診」って
どうやってするか ご存知ですか
実は、
血液を検査する
だけなんです
PSAと言う前立腺がんの「腫瘍マーカー(進行と共に増加する物質)」の値を調べ、
その値が高いと、前立腺がんの疑いがありますが、
前立腺肥大症などの良性疾患でも高値を示すため、
精密検査必要になります。
検診の費用は、実施機関により異なります。
公費負担もありますが、
自治体により対象年齢及び負担金額は異なります。
ちなみに、こちら(愛知県日進市)では、50歳以上の男性対象で1300円です。
初期症状がない、
原因が明確でない、そのため
予防法もはっきりしない、
という点から、
やはり検診を受けて、
早期発見・早期治療が大事になってくるんですよね