親友が福島第1原発へ

さとたん

2011年06月08日 09:02

親友と言っても、主人の親友ですが・・・






彼は、主人と同じ、クレーンの運転手。






主人の会社は小さいが、彼は大企業に勤めている。






クレーンの運転手になった動機は?と言うと・・







以前、勤めていた運送業の景気が悪く落ち込んでいた彼に







特殊免許を取得して仕事の幅を広げた方がいいぞ






と主人がアドバイスしたのがキッカケだった。







その後、彼は、無事に免許を取得し、就職も運良く、大企業になった。







それが、まだ、ほんの、数年前の事。






その彼に、突如、福島原発での作業の以来が舞い込んだのが先週の週末。






福島第1原発と言えば、







「作業員2人から多量の放射性ヨウ素が検出された問題」







が記憶に新しい。







原発での作業がどういうものなのか、はっきりとは知らない私だが、







やはり、「危険」と言う認識しかない。







だから、私も主人も、行くのには反対した。







が、彼は行く事を決断した。







それは、お金のため(日当は〇万円←ここでは公表を差控えさせて頂く)ではなく、







「これは緊急事態なんだ、引き受け手が全くいなくて、作業が中断している現状で、








自分が今行かなくては、問題や被害は更に大きくなる。








俺には行く使命がある。危険だと言う事は分かってる。命懸けで行く。」








と言い放ったのだと言う。








その言葉を聞いた主人は、これ以上、反対は出来ないと思ったらしい。








その原発行きを決断した日が5日の日曜日。







そして、出発があくる日の6日。








展開が速すぎて、私の方が混乱してしまった。








この事を、ブログに書き込むのも迷ったが、







彼のように、原発作業に従事している方々は皆「命懸け」なんだと言う事を








伝えたくて、そして、忘れてはならないと思い、書き込む事にした。






最後にもう一つ・・







その彼には(離婚してしまったが)、中学生の男の子と2歳の女の子がいる。







私にも小学6年生の子どもがいる。







そんな中で、私も彼と同じ状況に立たされた場合、私はどう決断するのか?







を考えているが、答えはまだ見付からない。







彼、そして、原発作業に従事している方々の健康への被害が最小限である事を祈りながら、







とにかく、一日一日を大切に生きていきたい。



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