他人じゃないよ!

さとたん

2010年02月11日 10:12

今朝のワイドショーにて、地方紙に取り上げられていた記事の紹介があった。
その話しが、実に感動的な内容だったので、ここで、紹介させて頂く。

ある女子中学生とその母親は、埼玉県内石川県輪島市にある航空高の推薦入試の受験会場へ向かった。試験の前日から、埼玉を出発し列車を乗り継いで行く予定だったが、途中、大雪のため新潟県内で足止めされてしまった。このままでは間に合わないと判断し、ヒッチハイクをする事を決意。結果、トラック2台のリレーにより、ギリギリで受験開始に間に合った。

と言うのが、その内容だが、ここからが更に興味を引いた。

その時の作文試験に出題されたテーマが「私が感動したこと」。その学生は、迷うことなく、直前まで起こった事をありのまま書いた。深夜に見ず知らずの親子を運んだ運転手の温かさ、「絶対にあきらめない」と懸命に車を探してくれた母を通して「人の優しさに感動した」事を。。

そして無事に合格した。

きっとこの親子は、受験会場まで連れてって貰った事、そして試験に間に合って無事に合格した事などを、この運転手に直接会い、報告やお礼がしたいに違いない。しかし、このトラック運転手は「うちの娘も受験生だから気持ちはよく分かる」と語っただけで、名前や行き先なども告げずに立ち去ってしまい、連絡先もわからないと言う。

その運転手の言葉からわかる通り、この運転手は、全く赤の他人の事を我が事のように考えたのだろう。だからこそ、放っておく事は出来ず手を差し延べたのではないか。。他人を思いやる事って、そんな事なんじゃないか。私が尊敬する方が、いつも口にする「他人じゃないよ!」と言う言葉が、その時浮かんで来た。

この学生には、この体験を通して学んだ事を胸に、将来、他人を思いやる事が出来る心の大きな人間になる事を期待する。それが運転手への恩返しとなるのだから。。そして、私自信も、真の「思いやり」を持つ人間になろう!






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