命の尊さ

さとたん

2013年05月26日 14:52

先週、中学2年生になる息子の同級生Hくんが病気(詳細は不明)のため






天国へ旅立った






Hくんとは、息子は、同じクラスになったことはないものの、






小学校から中学1年生まで、同じ学校に通っていた友人であった。






中学1年生の終わり頃から闘病生活を送っていたようで、





お通夜に参列した息子から聞いたご家族の様子は憔悴した様子だったとのこと。






その友人と対面した時の息子の気持ちを聞いてみると、






「信じられない。ショックだ」としか言葉が出なかった。





私は、その言葉を失っている息子の対し、





「人の死は、悲し過ぎる出来事。だけど、その死を通して学ぶ事は沢山ある」と切り出し、





「誰の命もひとつだけ」である事





「いつ、どんな形で終わりが来るかわからない」と言う事





そして、「だから、悔いのない人生を送って欲しい」と言う事を





切々と語った。






そういう事は、息子が幼い頃から、きちんと伝えて来たつもりなので






息子は、抵抗なく素直に聞き入れる。





その数日後、






生きる力をテーマにドキュメンタリー番組「いのちの輝きスペシャル」が放映された。






その中で、40代で乳がんを患い、その後、リンパ節転移をした養護教諭が、






辛い体にムチを打って、自らの体験をもとに、






生命の大切さを訴えた「命の授業」を行っていた話しが紹介された。






その授業を受けた一人の女の子が、その教諭の意思を受け継ぎ、






命の大切さを伝え、将来は看護師を目指しているとの事。






実は、その女の子も、白血病を患い、そして克服した経験の持ち主だったのだ。






その教諭は、残念ながら他界してしまったが、






その教諭の意思を受け継いだ女の子は、






現在、高校3年生。






将来の夢に向かって前向きに学校生活を送っている姿を見て






頼もしく感じた。






私自身も、20代前半で、膠原病を発症し、その後、脳動脈瘤、異型狭心症、重症片頭痛と






数々の持病を抱えており、時より、心身共に辛い時もあるが、






こうして、命ある事に、日々、感謝の気持ちは忘れないようにしている。






人は、病気やケガなどで、健康を失って初めて、その健康の有難さを実感する。






と言われるが、元来、健康な方も、命ある事に感謝し、







今一度、健康の大切さ、命の尊さ、を見つめ返し、






そして、一日一日を大切に生きて欲しい。。






と、お二人のご冥福を祈りながら、切に願う私だった。






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