2011年01月30日
いい話を掲載の「みやざき中央新聞」
突然ですが、
みやざき中央新聞
をご存知ですか
と言っても私も、その存在を知ったのは少し前で
購読はまだしていませんが・・・

名前を聞く限り、その新聞は、宮崎県から発信している、いわゆる単なる地方紙?!
と思いきや、
宮崎のことが書かれているわけではないと言う・・
では、何が書かれている新聞なのか・・・
実は、、、
そのスタッフが、いろんな講演会を取材して、
面白かった話、感動した話、心温まった話、為になった話を、
講師の先生の許可をいただいて、掲載している新聞だそうなのです
なんとも、ステキな新聞なんでしょうか
その新聞を愛読している知人より、
不定期に届くこの新聞の記事が感動的なお話ばかりですので、
このブログで、時々、紹介したいと思います
では、早速
長文になりますので、お時間ある時にどうぞ
「心を込めて『いただきます』『ごちそうさま』を…。」
その絵本の帯に、一人の名も無い主婦のメッセージが書かれていた。
「朗読を聴いて、うちの娘が食事を残さなくなりました」
絵本に食肉加工センターの「坂本さん」という人が登場する。
実在の人物である。
坂本さんの職場では、毎日毎日たくさんの牛が殺され、その肉が市場に卸されている。
牛を殺すとき、牛と目が合う。
そのたびに坂本さんは、「いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。
ある日の夕方、牛を荷台に乗せた1台のトラックがやってきた。
「明日の牛か…」と坂本さんは思った。
しかし、いつまでたっても荷台から牛が降りてこない。
不思議に思って覗いてみると、10歳くらいの女の子が、牛のお腹をさすりながら何か話しかけている。
その声が聞えてきた。
「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ…」
坂本さんは思った。
「見なきゃ よかった」
女の子のおじいちゃんが坂本さんに頭を下げた。
「みいちゃんはこの子と一緒に育てました。だけん、ずっと家に置いとくつくもりでした。
ばってん、みいちゃんば売らんと、お正月が来んとです。
明日はよろしくお願いします…」
「もうできん。この仕事はやめよう」
と思った坂本さんは、明日の仕事を休むことにした。
家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。
しのぶ君はじっと聞いていて、一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。
「やっぱりお父さんがしてやってよ。心の無か人がしたら牛が苦しむけん」
しかし、坂本さんは休むと決めていた。翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。
「お父さん、今日は仕事ば行かないけんよ!(仕事に行かないといけないよ)」
坂本さんの心が揺れた。そして渋々仕事場へと車を走らせた。
牛舎に入った。坂本さんを見ると、他の牛と同じように、
みいちゃんも角を下げて威嚇するポーズをとった。
「みいちゃん、ごめんよう。みいちゃんが肉にならんと、みんなが困るけん。ごめんよう」
と言うと、みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。
殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。
坂本さんが、「じっとしとけよ、じっとしとけよ」と言うと、みいちゃんは動かなくなった。
次の瞬間、みいちゃんの目から大きな涙がこぼれ落ちた。
牛の涙を坂本さんは初めて見た。
~~~~~
その小学校(熊本県)では、
助産師として日々キラキラと輝く命の誕生の瞬間に立ち会っている内田美智子さん(福岡県行橋市)と、
酪農家が心を込めて育てた牛を毎日解体している坂本さんのお2人をお招きして、
「いのち」のお話を聴くという授業をしたのだった。
その絵本は、坂本さんの話を聴いて感動した内田さんが、
坂本さんにお願いして出版させてもらったのだそうだ。
その「いのちをいただく」(西日本新聞社)のあとがきに、内田さんはこう書いている。
「私達は奪われた命の意味も考えず、毎日肉を食べています。
自分で直接手を汚すこともなく、坂本さんのような方々の悲しみも苦しみも知らず、肉を食べています。『いただきます』『ごちそうさま』
を言わずにご飯を食べることは私たちには許されないことです。
感謝しないで食べるなんて、許されないことです。食べ残すなんてもってのほかです…」
考えてみたら、冷蔵庫って食べ物を腐らせないためにあるのに、
その冷蔵庫の中でいろんなものが腐ってはいないだろだろうか。
残さないで食べ切ることがどうしてこんなに難しいのか、特に宴会やパーティーで…。
坂本さんも内田さんも、ステキな人だけど、このお二人を呼んだ小学校もステキな学校だなぁと思う。
今日、いただくいのちに…合掌。
『みやざき中央新聞』より
みやざき中央新聞ご購読の申し込みは下記まで・・ちなみに1ヶ月1050円です。
http://miya-chu.jp
美優ちゃんに救いの手を
美優ちゃんを救う会のHP
http://www.miyu-aid.com
みやざき中央新聞
をご存知ですか

と言っても私も、その存在を知ったのは少し前で
購読はまだしていませんが・・・


名前を聞く限り、その新聞は、宮崎県から発信している、いわゆる単なる地方紙?!
と思いきや、
宮崎のことが書かれているわけではないと言う・・
では、何が書かれている新聞なのか・・・
実は、、、
そのスタッフが、いろんな講演会を取材して、
面白かった話、感動した話、心温まった話、為になった話を、
講師の先生の許可をいただいて、掲載している新聞だそうなのです

なんとも、ステキな新聞なんでしょうか

その新聞を愛読している知人より、
不定期に届くこの新聞の記事が感動的なお話ばかりですので、
このブログで、時々、紹介したいと思います

では、早速

長文になりますので、お時間ある時にどうぞ

「心を込めて『いただきます』『ごちそうさま』を…。」
その絵本の帯に、一人の名も無い主婦のメッセージが書かれていた。
「朗読を聴いて、うちの娘が食事を残さなくなりました」
絵本に食肉加工センターの「坂本さん」という人が登場する。
実在の人物である。
坂本さんの職場では、毎日毎日たくさんの牛が殺され、その肉が市場に卸されている。
牛を殺すとき、牛と目が合う。
そのたびに坂本さんは、「いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。
ある日の夕方、牛を荷台に乗せた1台のトラックがやってきた。
「明日の牛か…」と坂本さんは思った。
しかし、いつまでたっても荷台から牛が降りてこない。
不思議に思って覗いてみると、10歳くらいの女の子が、牛のお腹をさすりながら何か話しかけている。
その声が聞えてきた。
「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ…」
坂本さんは思った。
「見なきゃ よかった」
女の子のおじいちゃんが坂本さんに頭を下げた。
「みいちゃんはこの子と一緒に育てました。だけん、ずっと家に置いとくつくもりでした。
ばってん、みいちゃんば売らんと、お正月が来んとです。
明日はよろしくお願いします…」
「もうできん。この仕事はやめよう」
と思った坂本さんは、明日の仕事を休むことにした。
家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。
しのぶ君はじっと聞いていて、一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。
「やっぱりお父さんがしてやってよ。心の無か人がしたら牛が苦しむけん」
しかし、坂本さんは休むと決めていた。翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。
「お父さん、今日は仕事ば行かないけんよ!(仕事に行かないといけないよ)」
坂本さんの心が揺れた。そして渋々仕事場へと車を走らせた。
牛舎に入った。坂本さんを見ると、他の牛と同じように、
みいちゃんも角を下げて威嚇するポーズをとった。
「みいちゃん、ごめんよう。みいちゃんが肉にならんと、みんなが困るけん。ごめんよう」
と言うと、みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。
殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。
坂本さんが、「じっとしとけよ、じっとしとけよ」と言うと、みいちゃんは動かなくなった。
次の瞬間、みいちゃんの目から大きな涙がこぼれ落ちた。
牛の涙を坂本さんは初めて見た。
~~~~~
その小学校(熊本県)では、
助産師として日々キラキラと輝く命の誕生の瞬間に立ち会っている内田美智子さん(福岡県行橋市)と、
酪農家が心を込めて育てた牛を毎日解体している坂本さんのお2人をお招きして、
「いのち」のお話を聴くという授業をしたのだった。
その絵本は、坂本さんの話を聴いて感動した内田さんが、
坂本さんにお願いして出版させてもらったのだそうだ。
その「いのちをいただく」(西日本新聞社)のあとがきに、内田さんはこう書いている。
「私達は奪われた命の意味も考えず、毎日肉を食べています。
自分で直接手を汚すこともなく、坂本さんのような方々の悲しみも苦しみも知らず、肉を食べています。『いただきます』『ごちそうさま』
を言わずにご飯を食べることは私たちには許されないことです。
感謝しないで食べるなんて、許されないことです。食べ残すなんてもってのほかです…」
考えてみたら、冷蔵庫って食べ物を腐らせないためにあるのに、
その冷蔵庫の中でいろんなものが腐ってはいないだろだろうか。
残さないで食べ切ることがどうしてこんなに難しいのか、特に宴会やパーティーで…。
坂本さんも内田さんも、ステキな人だけど、このお二人を呼んだ小学校もステキな学校だなぁと思う。
今日、いただくいのちに…合掌。
『みやざき中央新聞』より
みやざき中央新聞ご購読の申し込みは下記まで・・ちなみに1ヶ月1050円です。
http://miya-chu.jp
美優ちゃんに救いの手を

美優ちゃんを救う会のHP
http://www.miyu-aid.com
Posted by さとたん at 17:32│Comments(4)
│心
この記事へのコメント
わったー、おかーの実家は(やんばる)、今でも祝い事があると、ひ―じゃー
とか、つぶして食べるけどさ、俺もわるばーじぶんは、むぬかんげーしたよ。
どうしても、生きていくには必要なことなのよね。
よく考えると、動物にかぎらず、野菜など、我々は、生きてるものしか、食べれ
ないのよ。
「命をいただく」 この思いは忘れちゃいけないですね。
とか、つぶして食べるけどさ、俺もわるばーじぶんは、むぬかんげーしたよ。
どうしても、生きていくには必要なことなのよね。
よく考えると、動物にかぎらず、野菜など、我々は、生きてるものしか、食べれ
ないのよ。
「命をいただく」 この思いは忘れちゃいけないですね。
Posted by リーゼント良龍
at 2011年01月31日 13:59

>リーゼント良龍~☆
何気なく口にしている「いただきます」「ごちそうさま」だったけど、
「命をいただく」と言う意味が込められていたんだね・・
そう言えば、そう聞いた事あるような・・
私達大人が、子ども達に、伝え続けないといけない大切な事の一つだね!
何気なく口にしている「いただきます」「ごちそうさま」だったけど、
「命をいただく」と言う意味が込められていたんだね・・
そう言えば、そう聞いた事あるような・・
私達大人が、子ども達に、伝え続けないといけない大切な事の一つだね!
Posted by さとたん
at 2011年01月31日 22:20

宮崎といえば、
口蹄えき問題があったり、火山の噴火が起きたりで
いま大変ですが、すべてを受け止めつつ
このような情報を提供できるってすごい事だと思いました。
試読もできるみたいなので、さっそく申し込んでみようかなと^^;
口蹄えき問題があったり、火山の噴火が起きたりで
いま大変ですが、すべてを受け止めつつ
このような情報を提供できるってすごい事だと思いました。
試読もできるみたいなので、さっそく申し込んでみようかなと^^;
Posted by 潤by葵色(あおいろ) at 2011年02月01日 19:25
>潤さん☆
そうですね、宮崎県は、大変な事が次々に起こってますよね・・・。
宮崎にお住まいの方も、この新聞を通して元気や勇気が貰えるといいですね!
私も試読の申込みしました。早速、今日発送して下さったそうで、
到着が楽しみです☆
そうですね、宮崎県は、大変な事が次々に起こってますよね・・・。
宮崎にお住まいの方も、この新聞を通して元気や勇気が貰えるといいですね!
私も試読の申込みしました。早速、今日発送して下さったそうで、
到着が楽しみです☆
Posted by さとたん
at 2011年02月01日 20:42
